【今注目を集めている木製の内窓とは?】木製の内窓のメリットやデメリット、おすすめの木製の内窓まで徹底解説!

内窓・二重窓のサッシの定番といえば、樹脂製でしたが、今木製のサッシが注目を集めていることをご存知でしょうか?

今時逆に木製?と疑問に思われるかもしれませんが、木製の内窓には、とても多くの魅力があることから、メーカーはもちろん消費者からのニーズが高まってきているのです。

そこでこの記事では、木製の内窓にフォーカスし、木製の内窓のメリットやデメリット、おすすめの木製の内窓に至るまで、徹底解説していきます。

今注目を集めている木製の内窓とは

冒頭でも述べた通り、従来の窓サッシはアルミ製、内窓のサッシは樹脂製が主流でした。しかし、近年では、国産の木材を用いて作られた木製の内窓・二重窓に熱視線が集まっています。

もともと、樹脂製の内窓であっても、木調カラーの人気が高かったことから、木で作られている内窓には、潜在的なニーズがあったことは事実でしょう。実際、一部メーカーでは、木製の内窓を主力製品として打ち出してきました。

木製の内窓は、これまで技術的な側面や、コスト的な側面から、なかなかメーカーが製造に足踏みすることが多かったのですが、最近は色々な課題を解決できつつある上、アルミ製や樹脂製の内窓とはまた少し異なるメリットを持っているため、今後より普及していくものと思われます。

木製の内窓のメリット

実に様々なメリットを持っているからこそ、木製の内窓・二重窓は今注目を集めています。

ここでは、木製の内窓の9つのメリットをピックアップしましたので、それぞれを見ていきましょう。

  • 断熱効果
  • 遮熱効果
  • 防音効果
  • 結露対策
  • 吸湿性が高い
  • 光熱費節約
  • 環境にやさしい
  • 素材感がある
  • 見た目の良さ

断熱効果

外窓サッシとして主流の材料であるアルミと比較すると、木製の内窓のサッシは、熱の伝導率がとても低いという特徴を持つため、樹脂製の内窓と遜色ない断熱効果を期待することができます。

断熱効果をより高めるためには、サッシに隙間がないことにつきるため、信頼できるメーカーの歪みなどのない丁寧な仕上がりの製品を選びつつ、設置技術の高い業者に施工を依頼することがポイントです。

また、木製であるため、不意にサッシに触れても、冷たく感じるような無機質な印象がなく、自然の温もりを感じることができるでしょう。

遮熱効果

木製内窓のガラスを、遮熱効果のあるものにした場合、夏の明るい日差しを採り入れながらも、暑さや紫外線をカットすることができます。

部屋を明るい雰囲気に保ちつつ、肌や家具などの日焼けを予防できるため、一石二鳥ですよ。

防音効果

木製の内窓であっても、防音ガラスを選んだり、サッシに隙間がないように機密性の高い施工をしたりすることで、防音効果を期待することも可能です。

ただし、音の大きさの体感は人それぞれなため、事前にどのような音をどれくらいカットしたいのかということを家族全員ですり合わせた上で、専門業者に相談して内窓リフォームを進めていかなければ、期待しているほどの防音効果を得られない場合があります。

こうした事態に陥らないようにするためには、既存窓とは異なる種類のガラス窓を選んだり、既存窓と内窓の間の中間層の幅をしっかりと取ったり、当たり前ですが、サッシなどに隙間がないようにしたりする必要があるので、知識や経験のある業者にきちんと見積もり依頼段階から相談することが大切です。

結露対策

結露が発生する要因としては、暖かい室内の空気が、窓を介して、外の冷たい空気に急激に冷やされることであると言われています。

木製の内窓を設置した場合、木が本来持つ吸水性の高さにより、外気と室内の空気の温度差が大きくても、比較的結露が生じにくいという特徴があるので、結露対策になることがあります。

特に、小さなお子様に多い、カビに対するアレルギーなどを気にされている方は、木製の内窓にすることで、結露の発生およびカビの発生を抑えることができるだけでなく、木がもたらすリラックス効果を得られるので、非常におすすめです。

ただし、日本において寒冷地とされる、北海道や東北などの住宅の場合、冬の外気温が極端に低いと、いくら内窓を設置しても、外気温と室内気温の差がありすぎて、結露対策にならない場合があるので、注意してください。

吸湿性が高い

湿度の高い、じめじめとした過ごしにくい梅雨や、夏の時期には、木製の内窓が大活躍します。木が持つ吸湿性の高さにより、余分な空気中の湿気を吸い取ってくれるからです。

一方で、乾燥しがちな冬には、木から湿気の放出がされるため、年中問わず、室内の湿度を快適なものに保つための重要な存在の1つとなるでしょう。

光熱費節約

断熱効果や遮熱効果、吸湿性の高さなど、様々な要因により、エアコン、扇風機、ストーブ、加湿器などといった器具の稼働を効率的なものにできます。

部屋の気密性が高まることで、夏や冬にMAXで稼働させていた冷暖房も、最低限の出力で十分快適な室内温度を保てるようになるからです。

そのため、内窓設置の際には、それなりの出費になるかもしれませんが、長い目で見れば光熱費などの節約につながることになりますよ。

環境にやさしい

木製の内窓を作る際には、木を伐採することになるとはいえ、最近では、SDGsの機運が高まっていることから、植樹も同時に行われることが多く、環境に配慮されています。

また、アルミ製や樹脂製のサッシを製造する際には、どうしてもCO2が発生してしまいますが、木製のサッシ製造時には、CO2排出はほとんどありません。

その上、木製の内窓設置後には、家庭の冷暖房などの稼働も抑えられることから、結果的に環境に優しいというメリットがあるのです。

素材感がある

木製であるだけで、なぜか見た目から優しい自然の温もりを感じることができるはずです。

特に家全体や室内の雰囲気を、温もりあるあたたかな空間にしたいと考えている方にとって、無機質な印象がない木製の内窓は、うってつけであると言えるでしょう。

見た目の良さ

木が持つ木目の美しさや色など、木製の内窓は、なんと言っても見た目が良いです。やはり、樹脂製内窓でよく見られる、ダミーの木調カラーと、実際の木製の内窓には、大きな差があります。

また、木によっては、経年により、色合いがだんだんと味わい深いものに変化していく過程も楽しむことができますよ。

木製の内窓のデメリット

木製の内窓・二重窓には、様々なメリットがあることをご紹介しました。しかし、全くデメリットがないというわけではありません。

ここでは、木製の内窓のデメリットを2つご紹介しますので、頭の片隅に入れておいてください。

  • 価格が高い
  • メンテナンスが必要になる場合がある

価格が高い

アルミや樹脂などと違い、型に流し込んで量産できるわけではない天然の木製の内窓は、素材の価格はもちろんのこと、製造する際に、高い経験と技術が必要になるため、どうしても価格が高い傾向にあります。

それでも、やはり量産された無機質な内窓は、一線を画す仕上がりや風合いであるため、価格に見合っていると感じるはずです。

もし、なるべく費用を抑えつつ、木製の内窓を設置したいという場合には、国や地方自治体による補助金制度を活用できる場合もありますので、条件などを確認してみると良いでしょう。

メンテナンスが必要になる場合がある

木製の内窓の場合、雨風にダイレクトに晒されることはほとんどないはずなので、劣化は比較的緩やかなものとはなりますが、天然由来の素材であることから、メンテナンスが必要になる場合があります。

例えば、サッシ自体にカビが発生してしまったり、一部に割れが生じてしまったりといった自分ではどうにもできなさそうな事象が起きたら、放置せず、メーカーや施工を依頼した業者に問い合わせて、有料であったとしても修繕してもらうと良いでしょう。

おすすめの木製の内窓

では最後に、おすすめの木製の内窓・二重窓を2つご紹介しますので、参考にしてみてください。

ウッドワン MOKUサッシ

ウッドワン MOKUサッシは、ニュージーランド産の質の良いパイン材を用いて作られた内窓です。

引き違い窓だけでも、2枚建て、3枚建て、4枚建ての種類があるほか、内開き窓、ドア、FIX窓といった様々なラインナップを取り揃えているので、色々な既存窓に合わせた施工が実現できます。

カラーバリエーションも非常に豊富で、パイン材のナチュラルな雰囲気を生かしたナチュラルカラー、白く清潔感ある仕上がりになっているホワイトカラー、少し濃いめのミディアムブラウンカラーなど、お部屋の雰囲気に合わせたものを選ぶこともでき、魅力度の高い木製の内窓と言えるでしょう。

帝国器材 高機能木製内窓システム-Nagomi-

帝国器材 高機能木製内窓システム-Nagomi-は、国内で最高水準の断熱性、防露性、遮音性を兼ね備えた、国産の針葉樹によって作られた、機能性の高い木製の内窓です。

2015年のウッドデザイン賞を受賞するなど、見た目の美しさも折り紙つき。これまでに、学校をはじめ、オフィスや医療施設、福祉施設などでの施工実績があり、温もりのある快適な空間を作りたいという様々な立場の方におすすめです。

まとめ

木製の内窓・二重窓について、この記事では、木製の内窓のメリットやデメリット、おすすめの木製の内窓に至るまで、徹底解説してきました。

樹脂製の内窓では、見た目の部分でどうしても無機質さを感じてしまいますが、天然素材を用いた木製の内窓であれば、自然の温もりを室内に取り入れることができます。

機能性と見た目の良さ、どちらも兼ね備えた木製の内窓リフォームをぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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