【内窓 設置業者 選び方】内窓設置業者を選ぶ際のポイントは?内窓を設置するまでの流れや内窓設置業者の探し方などもご紹介!

内窓・二重窓を設置しようと考えている方の中には、付けたい内窓には目星が付いていても、どこの設置業者に依頼すべきかわからないという方も多いことかと思います。

特にインターネット上には、内窓を設置しても、設置がうまくいかず、思うような効果が得られなかったなどといった情報があるため、より業者選びには慎重になっていることでしょう。

実際、一定数ではありますが、悪質な業者も存在しているため、なるべく信頼できる業者を見つけたいというのが本音だと思います。

そこでこの記事では、内窓設置業者の選び方について、設置業者を選ぶ際のポイントをはじめ、内窓を設置するまでの流れや、内窓設置業者の探し方などもご紹介していきます。

内窓を設置するまでの流れ

内窓・二重窓設置業者を探す前に、内窓を設置するまでの流れを理解しておくことが大切です。

ここでは、内窓を設置するまでの流れを振り返っていきます。

  1. 内窓が設置できる環境かどうかを確認
  2. 複数の設置業者に相談
  3. 現地調査の実施
  4. 見積もり提示
  5. 見積もり内容を見比べ信頼できる業者を見つける
  6. 契約
  7. 工場で受注生産
  8. 設置工事

1.内窓が設置できる環境かどうかを確認

内窓を設置したいと考えたら、どんどん夢や理想を膨らます前に、そもそも内窓が設置できる環境であるのかどうかを確認しなければなりません。

話が進んでから、実は設置できないといったことになれば、落胆するだけでなく、業者にも迷惑がかかってしまう可能性があるからです。

既存の窓枠に、内窓を設置できるだけの十分な奥行きがあるかどうか、既存窓自体が特殊な窓で、内窓を設置しても干渉してしまうものではないかなど、インターネット上の情報を照らし合わせると、ある程度わかることがあります。

もちろん、実際に業者に現地調査してもらうに越したことはありませんが、まずは自分の目である程度見極めておくと安心です。

また、賃貸住宅や、マンションにお住まいの方は、大家や管理会社などに、内窓を設置しても良いかを確認し、許可をとっておかなければなりません。

もし内窓設置の許可を取らないまま、勝手に内窓を設置してしまった場合、退去時などに原状回復のための費用を請求されるなどといったことが予想されるので、必ず確認を取るようにしてください。

2.複数の設置業者に相談

内窓を設置できる環境であることがわかったら、複数の業者に相談をします。

相談する際には、店舗で直接あるいは電話、メール、公式ホームページから専用フォームで依頼など、様々なパターンがありますので、連絡しやすい方法で相談してください。

なお、最初から1つの業者だけに相談し、話を進めていくのは非常にリスキーです。金額面や、対応の良さ、アフターフォローの有無など、様々な面から信頼できる業者を見定めるためにも、3社以上の複数社に相談するようにしましょう。

3.現地調査の実施

業者に相談したら、近日中に現地調査が実施されます。

現地調査では、既存窓の状態を確認しつつ、寸法などを測るだけでなく、直接悩みや要望などのヒヤリングなども行われることがあるので、任せっきりにせず、必ず立ち会い、職人の立ち振る舞いなどもしっかりと確認しておくと安心です。

4.見積もり提示

現地調査後、見積もりが提示されます。

見積もりは希望によっては、メールなどで送ってもらえることもありますが、基本的には、担当者から、内窓の製品の選定理由や、期待できる性能、どのようなカラーがあるか、施工日程などはどうなる予定かなど、説明を受けることになりますので、ここで疑問点があれば、遠慮なく質問して、解決しておきましょう。

また、見積もり提示時に、その場で契約を結ぶことはせず、必ず複数社の見積もりが出揃ってから、冷静に内容等を見比べて、回答をすることが大切です。

5.見積もり内容を見比べ信頼できる業者を見つける

複数社からの見積もりが出たら、まずは金額を見て、相場を確認します。極端に安いあるいは高いという業者はここで判別可能です。

金額以外にも、施工内容や、追加工事の有無、アフターフォローの有無、対応の良さや速さなどもきちんと総合的に加味することが重要となります。

6.契約

複数社の中から、総合的に信頼できそうな業者が見つかったら、実際に契約を結ぶことになります。

契約時点で、先に一括払いしなければならないこともありますし、一部金額のみ先払いすることもあるので、確認が必要です。

7.工場で受注生産

既製品の内窓を選んだとしても、既存の窓枠の歪みやサイズなどによって、寸法には微妙に差が出てくるため、内窓は基本的に工場で受注生産されます。

8.設置工事

受注生産された内窓が業者に納品されたら、実際の設置工事となります。一般的な内窓の設置工事は、とても簡単なものとなっており、場合によっては、1枚の窓につきおよそ1時間程度で工事が完了する場合もあるほどです。

工事自体騒音が出ることはあまりありませんが、賃貸の集合住宅やマンションにお住まいの方は、近隣住民に配慮し、事前に挨拶回りしておくと安心でしょう。

内窓設置業者の探し方

内窓・二重窓を設置する流れについておさらいしたところで、肝心の内窓設置業者の探し方を3つご紹介していきます。

  • ホームセンターで問い合わせる
  • 近所の工務店やリフォーム店に問い合わせる
  • インターネットで検索

ホームセンターで問い合わせる

お住まいの地域にある最寄りのホームセンターでも、内窓設置を行っている場合があります。

ホームセンターであれば、母体がある程度大きいので、信頼できることが多いでしょう。

ただし、ホームセンターはあくまでも窓口であり、実際の工事は下請け業者が担うことが一般的ですので、安いように見えて、実は中間マージンがかかっていることがあるということは頭に入れておいてください。

それでも、信頼性が高く、店舗によってはポイントが貯まるなどといったメリットがあるのでおすすめです。

近所の工務店やリフォーム店に問い合わせる

近所にある工務店や、リフォーム店に問い合わせるのも1つの方法です。

大手内窓メーカーである、LIXILやYKKAP、AGCなどといった看板やロゴを掲げている店舗を探すと、同メーカーの製品を取り扱っていて、内窓設置を請け負っていることが多いので、目印にすると良いでしょう。

インターネットで検索

近年では、インターネット上で、様々な業者が内窓設置の見積もり依頼を受け付けしている旨が掲載されています。

お住まいのエリアの内窓を設置できる業者であれば、見積もりをしてくれるはずなので、ある程度その業者のホームページを読んで、口コミなども調べつつ、大丈夫そうな業者だと思ったら、相談してみると良いでしょう。

内窓設置業者を選ぶ際のポイント

続いて、最も肝心である、内窓・二重窓設置業者を選ぶ際のポイントを6つ解説していきます。

  • 対応が丁寧かどうか
  • 現地調査で丁寧に採寸などをしているか
  • 現地調査で追加工事の有無や説明があるか
  • 極端に安すぎないか
  • 安くても理由が明確であるか
  • アフターフォローはしっかりとしているか

対応が丁寧かどうか

まずは、対応が流れ作業じゃないか、質問などにも逐一丁寧に迅速に答えてくれるかなどといった点をチェックしましょう。

特に現地調査の際や、見積もり提示の際など、実際に担当者や職人と話す機会があると思いますが、玄関で靴をちゃんと揃えるか、挨拶はきちんとしてくれるか、愛想は良いかなど、様々な点で対応の良さを見極めるチャンスがあります。

対応が良いということは、おそらく施工も丁寧であることが予想されますので、蔑ろにせず、きちんとチェックしてください。

現地調査で丁寧に採寸などをしているか

現地調査の際、窓の枠の採寸などをきちんと丁寧に行っているかどうかもとても重要です。ここが適当だと、受注生産する窓の寸法が狂ってしまうためです。

もし、適当な採寸で生産された内窓を取り付けるとなれば、職人であれば、サイズがおかしいことに気づくはずですが、悪質な業者の場合には、わざとバレないよう細工しながら取り付けるため、その場では素人目にはわからないようにされてしまう可能性もあります。

意図せず、サイズの合わない内窓が設置されてしまったら、断熱効果や防音効果などが思うように得られない場合もあるので、非常に注意が必要です。

現地調査で追加工事の有無や説明があるか

現地調査の際、追加で必要な工事があるかどうかなど、その時点でわかることだけでも説明をしてくれるかどうかも、業者選びのポイントとなります。

追加工事があるとしたら、どのような工事になるのか、そうなると施工時間や費用などは加算されるのかなど、細かく親切に教えてくれる業者ほど、信頼できる可能性が高くなります。

現地調査の時点で何も説明がなく、見積もり提示に項目でただ記載がある場合、あとでまた別の追加費用などを請求される可能性があるので注意して下さい。

極端に安すぎないか

見積もり提示後、複数社の金額を見比べることになりますが、1社だけ極端に安いという場合、少し注意が必要です。

安すぎる場合、技術が伴っていなかったり、先払い後に工事がされなかったり、実はあとで色々なオプションとして加算請求があったりする可能性があるためです。

金額の安さも大切ではありますが、金額の安さだけで業者を決めることがないようにしましょう。

安くても理由が明確であるか

金額が安い業者が一概に悪いということではありません。仮に極端に安い金額を提示してきたとしても、安さの理由が明確であれば、依頼しても問題ないこともあります。

例えば、メーカーから直接仕入れのルートを確保していて、安く製品を仕入れることができたり、下請業者を間に入れず、全て一貫して自社施工することで、中間マージンがかからなかったりといった理由であれば、安心できます。

また、口コミや施工事例なども確認し、過去にトラブルなどが多発していないかなどを確認すると、より安全でしょう。

アフターフォローはしっかりとしているか

内窓設置直後は、見た目的に内窓が設置されているので、断熱効果や防音効果の高さなどをすぐに実感できません。

しかし、内窓を設置後、数日経ってから、やはり寒いとか暑いとか、騒音がうるさいなど、思ったほどの効果を得られていないと実感した時に、アフターフォローがしっかりしている業者であれば、気軽に相談することができます。

そのため、アフターフォロー体制がしっかりと整っている業者に依頼することが重要です。

現地調査時に内窓設置業者に確認しておくべきこと

現地調査の際に、内窓・二重窓設置業者にこちらから確認しておくと安心なことも2点あります。

  • 追加工事は必要ないか
  • 内窓を設置してどのような効果を得たいか

追加工事は必要ないか

親切な業者であれば、こちらから質問せずとも、追加工事の有無について説明してくれますが、そうでなければ、念の為こちらから聞いておくと安心です。

カーテンレールの位置はこのままで大丈夫なのかや、既存窓枠の奥行きは足りているか、そもそも内窓自体設置できる窓なのかなど、不安な点は具体的に質問してみると良いでしょう。

内窓を設置してどのような効果を得たいか

内窓を設置したいということは、見た目の問題というよりも、断熱効果を得たいとか、防音対策をしたいなどといった願望があるからだと思います。

仮に、すでにどの内窓にしたいかという希望を提示済みであっても、特にどのような効果を得たいのかを具体的に話しておくことで、より効果が実感できる別の製品を見積もり提示の際、提案してもらえることがあるので、ぜひ伝えておいてください。

内窓設置工事前にやっておくと良いこと

業者を選定し契約したら、受注生産後内窓・二重窓設置となりますが、内窓設置工事の直前に、やっておくと良いことが3つありますので、ご紹介しておきます。

  • 窓周りにある物を移動しておく
  • カーテンを外しておく
  • 軽く掃除しておく

窓周りにある物を移動しておく

当たり前ですが、工事の妨げになるので、窓周りに観賞植物や、オブジェなどといったものがあるならば、移動しておいてください。

あまりにも重たいものでなければ、ソファーなどといった家具も窓から離して置くと安心でしょう。

カーテンを外しておく

カーテンが取り付けられている窓への内窓設置工事であるならば、カーテン自体を取り外しておくと、工事がスムーズに進みます。

もちろん、カーテンが汚れてしまうことを予防することにも繋がりますので、忘れないようにしましょう。

軽く掃除しておく

窓のサッシや窓ガラスなど、軽く拭き掃除をしておくと、工事がよりスムーズに進みます。

内窓設置工事後に確認すること

最後に、内窓・二重窓設置工事後に、業者がいる段階で確認しておくと安心なことを4つご紹介します。

  • 内窓が傾いていないか
  • 内窓の鍵の開け閉めはスムーズか
  • 鍵をかけた状態で内窓は動かないか
  • カーテンは問題なく開閉できるか

内窓が傾いていないか

万が一、手抜き業者だった場合に、内窓が傾いているということが起こる可能性があります。

内窓をあえて数cm程度開けた状態のまま、上下で開き具合が同じかどうかを見てみると、内窓の傾きに気付けるので、必ず確認してください。

内窓の鍵の開け閉めはスムーズか

内窓の鍵は、少しかたい方がおすすめとはいえ、極端にかたい、あるいはうまく開け閉めできないといったことがないかも確認してください。

また、1回限りではなく、複数回開閉してみることをおすすめします。

鍵をかけた状態で内窓は動かないか

前述した鍵の開閉に通じる内容にはなりますが、あえて鍵をかけた状態で、内窓を動かしてみることも大切です。

もし、鍵をかけた状態であるのに、窓が動いてしまうということであれば、気密性が低く、断熱効果や防音効果、結露対策などといった様々な効果が思うように発揮されないことが予想されるので、その場で業者に調整してもらうようにしてください。

カーテンは問題なく開閉できるか

特に、既存窓枠の奥行きが不足していて、ふかし枠を取り付けた場合、あるいはカーテン自体が内窓に干渉するため、やむを得ずカーテンレールの位置を変更した場合に限りますが、カーテンが問題なく開閉できるかどうかも確認しておくと安心です。

まとめ

内窓設置業者の選び方について、この記事では、設置業者を選ぶ際のポイントをはじめ、内窓・二重窓を設置するまでの流れや、内窓設置業者の探し方などもご紹介してきました。

世の中には、非常にたくさんの内窓設置業者が溢れており、中には、悪質な業者も一定数存在しているのが現状です。

特に内窓は、見た目だけの問題というよりは、断熱効果や防音効果、結露対策などといった様々なメリットを追い求めて取り付けるため、悪質な業者にあたってしまい、効果が感じられなければ、お金も時間も無駄になってしまいます。

いくら内窓設置が簡単な工事とはいえ、それなりに費用がかかることは間違いないので、後悔しないよう、失敗しないよう、慎重に設置業者を選定するようにしてください。

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