【内窓 VS シャッター】シャッターと内窓はどちらが良い?シャッターの種類や効果、メリットやデメリットなどを徹底解説!

家の窓にシャッターを取り付けるか、内窓・二重窓を取り付けるか悩まれているそこのアナタ。

どちらにもメリットやデメリットがあるため、なかなか結論が出ないのではないでしょうか?

そこでこの記事では、特にシャッターにフォーカスしながら、種類や効果、メリット、デメリットなどを見ていき、内窓とどちらが良いのかを解説していきますので、参考にしてみてください。

シャッターとは

そもそもシャッターとは、防犯対策や雨風への対策などとして用いられる、ドアや窓の外に取り付けられるもののことです。

窓に取り付ける際には、上部分にシャッターボックスを設置することで、シャッターを利用することができます。

特に、近年では、賃貸住宅などの窓などにも取り付けられることが多くなっているなど、内窓・二重窓と同じように良く目にするようになってきています。

シャッターの種類と効果

一口にシャッターと言っても、実は様々な種類があることをご存知でしょうか?

内窓・二重窓にするか、シャッターにするかを決めるためにも、まずはシャッターの3つの種類と効果について、解説していきます。

  • クローズタイプ
  • スリットタイプ
  • ブラインドタイプ

クローズタイプ

おそらく、多くの方がシャッターをイメージするのは、このクローズタイプであると思われます。

クローズタイプは、店舗や車のガレージなどと同じような形状であり、シャッターを下ろすことで、窓全体を完全に覆うことになります。

そのため、シャッターを下ろしている状態では、太陽の光を採り入れたり、換気したりすることはできませんが、防犯対策、防音対策、雨風への対策などとしてはしっかりと効果を発揮するものとなっています。

スリットタイプ

スリットタイプは、シャッターを閉じていても、スリット状であることから、隙間から太陽光を採り入れたり、風を取り入れたりすることができるシャッターです。

製品によって、シャッター全体だけでなく、上部分や下部分など、一部のみをスリットのものもあり、目隠し効果でプライバシーを守りながら、換気や採光することができるというものも存在しています。

また、ブラインドタイプのように、スリット自体を電動で開閉する機能を有するものであれば、完全にスリットを閉じれば、クローズタイプと同じく、防犯対策、防音対策、雨風などの効果を得ることも可能です。

ブラインドタイプ

ブラインドタイプのシャッターは、いわゆるルーバー窓と似ているものであり、シャッターを閉めていても、細長い羽根板の角度を変えることができるため、様々なシーンで色々な役割を果たしてくれます。

太陽光を採り入れたければ、めいいっぱい羽根板の角度を広げれば良いですし、太陽の日差しを抑えつつ、目隠ししたかったり、換気したかったりという時には、羽根板の角度を狭めれば良いのです。

クローズタイプとスリットタイプの良いとこどりをしたシャッターと言えるでしょう。

シャッターを取り付けるメリット

シャッターの種類や効果について理解したところで、シャッターを取り付けることで得られる主な5つのメリットを確認していきます。

内窓・二重窓の設置よりもメリットを感じられたのであれば、シャッターを設置しても良いかもしれません。

  • 防音効果を得られる
  • 防犯対策になる
  • 災害対策になる
  • 断熱効果を得られる
  • 結露対策になる

防音効果を得られる

外からの騒音が、室内に聞こえてくる場合、最も考えられる要因としては、開口部つまり窓ガラスや窓のわずかな隙間から伝わってくることです。

そこで、窓のシャッターを取り付けることにより、開口部分の気密性が高くなるうえ、薄い窓ガラスの他にシャッターが音を妨げてくれるので、防音効果を得られると言われています。

防犯対策になる

日本における空き巣の侵入のおよそ60%は、窓からの侵入であると言われています。特にガラスは、防犯対策を施していなければ、割りやすく、非常に侵入しやすい箇所です。

しかし、窓にシャッターを取り付け、夜間や外出時などにシャッターを下ろしておけば、まず視覚的に大きな防犯効果を生みます。

もちろん、シャッターをこじ開けようとしても、金属でできているため、大きな物音がするうえ、そもそも壊しにくいことから、非常に大きな防犯対策となるでしょう。

災害対策になる

台風や突風などで、飛来物が窓ガラスに衝突した場合、ガラスにヒビが入ったり、時には割れて飛び散ってしまったりしてしまい、怪我を負う原因になりかねません。

しかし、シャッターを窓に取り付けておけば、風が強い日、台風の日に、シャッターを下ろしておくことで、窓ガラスを保護することができ、ガラスが割れることや、無用な怪我を防ぐことができるのです。

断熱効果を得られる

住居において、最も熱が出入りしている箇所は、窓やドアといった開口部であり、特に窓は、複数箇所に設置されている他、壁と比較して薄かったり、わずかに隙間があったりして、熱が逃げやすい箇所です。

そこで、窓に機密性の高いシャッターを取り付けることで、断熱効果を得られると言われています。

ちなみに、シャッターの素材には、スチールあるいはアルミが多いですが、特にアルミ製のシャッターの場合には、とても断熱性が高いと言われているのでおすすめです。

結露対策になる

窓に結露が発生する理由としては、窓ガラスを介して、室内の水蒸気を含んだ暖かい空気が、外の寒さに急激に冷却されるためです。

そこで、窓にシャッターを取り付け、下ろすことにより、窓ガラスそのものが外気に直接触れないようにすることができるので、大きな結露対策になると言われています。

シャッターを取り付けるデメリット

シャッターを取り付けることで得られるのは、メリットだけではありません。

内窓・二重窓設置にするかどうか決めるためにも、ここでは、3つのデメリットについて見ていきましょう。

  • 太陽光を取り入れられない
  • 開閉時などに大きな音が発生する
  • 価格が高い

太陽光を取り入れられない

クローズタイプのシャッターを設置し、なおかつシャッターを下ろしている時には、太陽光を室内に採り入れることができません。

基本的に在宅中の日中に、シャッターを下ろすことがないなら、問題はないかもしれませんが、念の為頭に入れておいてください。

開閉時などに大きな音が発生する

店舗やガレージなどに付いているシャッターの開閉時の音を、どこかで聞いたことがあると思いますが、非常に大きな音がしていますよね。

例に漏れず、窓に取り付けたシャッターを開閉する際には、どうしても大きな音が発生してしまいます。

いくら下ろしている時には、防音対策になるとはいえ、近隣の住民からは逆にシャッターの開閉音が騒音に感じられてしまうことがあるので、開閉する時間帯や、頻度などには配慮が必要になる場合があります。

価格が高い

シャッターの最も大きなデメリットとしては、どうしても価格が高いということです。1箇所だけでなく、複数箇所取り付ける場合、より出費が嵩んでしまいます。

シャッターの選び方

シャッターを取り付けたいという方の多くは、主に防犯対策あるいは防音対策をしたいからということではないでしょうか。

特に防音対策については、内窓・二重窓を設置するのとは異なり、シャッターは、防音性能によって等級が決まっているため、等級の数値を目安に選ぶと良いでしょう。

防音性能の等級遮音性
T125dB
T230dB
T335dB
T440dB

等級の数字がT4に近づくにつれて、遮音性が高くなります。設置業者と相談しながら、最適な等級のシャッターを選ぶことをおすすめします。

シャッターと内窓はどちらが良い?

最後に、シャッターと内窓・二重窓のどちらが良いかという点ですが、どのような効果を得たいのかという視点によって、答えは変わってきます。

断熱効果や防音効果、防犯対策、災害対策を得たいのであれば、正直シャッターでも内窓でもある程度の効果を得ることができるでしょう。

結露対策や目隠し効果であれば、内窓設置よりも、シャッターを設置した方がより高い効果を得られる場合があります。

ただし、シャッターは内窓を設置するよりも高価であるだけでなく、クローズタイプであれば、太陽光を採り入れられず、しかも手動の場合には、開閉が億劫に感じられ、そもそも使用しなくなるといったこともよくあるため、本当にシャッターが良いかどうかは今一度熟考する必要があるでしょう。

また、仮に1箇所の窓だけであるなら、シャッター設置をおすすめしますが、複数の窓であるならば、コスト面からも内窓設置の方が良いかもしれません。

まとめ

シャッターと内窓・二重窓はどちらが良いのかについて、この記事では、シャッターの種類や効果、メリット、デメリットなどを見ていき、内窓とどちらが良いのかを解説してきました。

一概にシャッターと内窓のどちらが良いかという結論は出ませんが、お住まいの環境や、いくつの窓に設置したいのか、どのような効果を主として得たいのかによって、最適な答えが見えてくるはずです。

迷ったら、シャッターも内窓もどちらも取り扱っている業者に相談するなどして、慎重に答えを導き出してください。

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