【空き巣のおよそ60%は窓からの侵入!?】おすすめの防犯対策は防犯ガラスの内窓を設置すること!

平和であるはずの日本においても、経済状況や雇用状況の悪化によって、悪質な空き巣や強盗などの被害が目立つようになってきました。

しかも、空き巣や強盗などが住居に侵入する際には、窓からの侵入が最も多いことをご存知でしたか?

そこでこの記事では、窓にできる一般的な防犯対策をはじめ、特におすすめの防犯ガラスの内窓・二重窓を設置することなどについて、ご紹介していきます。

空き巣のおよそ60%は窓からの侵入!?

警視庁によると、2018年だけで見ても、住宅への侵入窃盗のうち、およそ60%が、窓からの侵入だったという統計が発表されています。

窓から侵入する際に最も多いのが、無施錠の窓から難なく侵入するというもの。その次に、ガラスを破って侵入するという手口になっています。

無施錠については、田舎であろうが都会であろうが、日頃から注意して施錠することで対策になりますが、施錠していようとガラスを割られて侵入されてしまっては、なすすべがありません。

そこで、近年では、窓に内窓・二重窓を設置するなどといった様々な防犯対策を施す方が増えてきています。

窓にできる防犯対策

住宅への侵入窃盗の入口として利用されやすい窓には、実は様々な防犯対策を施すことができます。

ここでは、12にも及ぶ対策方法をご紹介していきますので、どれか1つだけでも試してみると良いかもしれません。

  • 防犯フィルムを貼る
  • 面格子を取り付ける
  • 雨戸を取り付ける
  • シャッターを取り付ける
  • クレセントガードを取り付ける
  • 補助錠を取り付ける
  • 防犯ステッカーを貼り付ける
  • 防犯ブザーを取り付ける
  • 防犯カメラを取り付ける
  • 人感センサーライトを取り付ける
  • 防犯ガラスに交換する
  • 内窓を取り付ける

防犯フィルムを貼る

防犯フィルムは、窓ガラスに貼り付けるフィルムのことで、仮に窓ガラスを割って侵入しようとする輩がいたとしても、ガラスが割れにくく、5分以上の時間稼ぎになるため、侵入を諦めるきっかけになることがあります。

ホームセンターなどで手軽に手に入れることができますが、防犯性能試験に合格している防犯フィルムには、CPマークという印が付いているので、必ずCPマークのあるフィルムを選ぶようにしましょう。

面格子を取り付ける

面格子とは、窓の外側に取り付ける、金属製の格子のことです。格子の形状には様々なものがありますが、基本的にはデザイン性を重視しているわけでなく、あくまでも見た目から防犯効果をもたらす目的で設置されます。

もちろん金属でできているため、壊そうと思っても時間がかかるだけでなく、ある程度の物音が発生することで、侵入を試みる輩に嫌がられるものとなっています。

ただし、家の外観にこだわりを持っている方には、あまりおすすめできないのがネックです。

雨戸を取り付ける

雨戸には、シャッタータイプをはじめ、折り戸タイプ、引き戸タイプなど様々な形状のものがありますが、室内への雨風の侵入を防ぐことはもちろん、防寒対策になるほか、丈夫な金属製の雨戸では、そもそも壊しにくく、非常に高い防犯効果を得られます。

その上、雨戸は基本的に内側から施錠できるため、雨戸と窓の2段階の施錠となり、より防犯効果が高まるのです。

シャッターを取り付ける

窓の外にシャッターを取り付けてしまうというのも1つの防犯対策です。

シャッター自体、とても高額にはなってしまいますが、面格子や雨戸よりもさらに高い防犯効果を得ることができます。

シャッターは金属でできているので、壊すのに時間がかかるだけでなく、壊そうとすると、非常に大きな物音が発生するため、侵入を試みる輩が嫌がる要素が万歳なのです。

クレセントガードを取り付ける

窓の鍵部分を外から見えないようにする、クレセントガードを取り付けると、防犯意識が高いことを空き巣犯に示すことができるだけでなく、侵入を試みる際にも、手間取るため、防犯対策として効果があります。

補助錠を取り付ける

最初から窓に付いている鍵だけでは、実は非常に無防備であると言われています。そこで補助錠を別途取り付けることで、侵入を試みる輩がいても、窓ガラスを割った後に、複数箇所の鍵を開けなくてはならないので、非常に大きな防犯対策となります。

本格的なものから、ダミーにいたるまで、様々な補助錠がありますが、ないよりはダミーであっても取り付けておくと安心です。

防犯ステッカーを貼り付ける

最も安価で、誰でも簡単に行うことができる窓への防犯対策が、防犯ステッカーを貼り付けることです。

今や様々な文言やデザインの防犯ステッカーがありますが、本当に防犯対策をしているかどうかは別として、防犯ステッカーを窓ガラスや、窓枠など、目立つ箇所に貼っておくだけで、人間の心理として、この家は防犯を日頃から意識していると感じやすく、牽制になります。

ただし、家の外観のイメージを損ねてしまう可能性があったり、貼る箇所によっては、ステッカーが日焼けしたり、剥がそうと思っても跡が残ってしまったりするかもしれません。

防犯ブザーを取り付ける

窓用の防犯ブザーを窓に取り付けておけば、何か窓に異変が起きると反応し、大きな音で犯人を威嚇することになるので、大きな防犯対策になります。

大きな音がすれば、在宅中であれば、気付けますし、近所の人も何か異変に気づいてくれるため、安心できます。

また、最近では、スマートフォンに通知がくる防犯ブザーなどもあるので、色々と見比べてみると良いでしょう。

防犯カメラを取り付ける

窓へ取り付けるというよりは、窓の近くに取り付けることになりますが、防犯カメラを設置するというのも防犯対策として有効です。

本物を取り付けるのはちょっとと思うならば、ダミーを取り付けるだけでも、犯罪の抑止効果がありますし、さらに「防犯カメラ作動中」などと記載された防犯ステッカーと組み合わせることで、より高い防犯効果を得ることができるでしょう。

人感センサーライトを取り付ける

人の気配を察知するセンサーにより、ライトが点灯する人感センサーライトを窓付近に取り付けるのも、特に夜間の防犯対策におすすめです。

空き巣などを試みる輩は、人の目に晒されることを極端に嫌います。ライトに照らされることで、窓からの侵入を諦めることでしょう。

防犯ガラスに交換する

窓ガラスを2層構造の防犯ガラスに交換するというのもおすすめです。

防犯ガラスとは、2枚のガラスの間に、フィルムが張られており、貫通しにくく、割れにくく、ひびが入っても飛び散りにくいガラスのことを言います。

ぱっと見ても防犯ガラスかどうかはわからないので、見た目から犯罪を抑制する効果は薄いですが、もし割ろうとしたときに、割れにくいことから、侵入を断念するものと思われます。

内窓を取り付ける

既存の窓はそのままの状態で、内側に別途新しい窓を取り付ける、内窓・二重窓設置も防犯対策になります。

単純に内窓が増えるだけで、侵入しようとしても、2枚のガラス、2つの施錠を壊さなければ侵入ができないため、見た目から大きな防犯効果をもたらします。

特におすすめの防犯対策は防犯ガラスの内窓を取り付けること

窓への色々な防犯対策をご紹介してきましたが、特におすすめの防犯対策としては、防犯ガラスの内窓・二重窓を取り付けることです。

内窓を取り付ける際には、元々の窓や壁を壊すことなく設置できるため、安価かつ簡単な施工で済むというメリットがあります。

さらに、防犯対策だけでなく、断熱効果、防音対策などの効果も得ることができます。

防犯ガラスの内窓を取り付けることで特に得られる効果

内窓・二重窓を取り付ける際には、様々なガラスを選ぶことができますが、防犯ガラスの内窓を選ぶことで、特に得られる効果としては、次の2つが挙げられるでしょう。

  • 防犯対策
  • 災害対策

防犯対策

内窓を取り付けるだけで、見た目から防犯対策になるだけでなく、内窓のガラスが防犯ガラスであれば、より高い防犯効果を得ることが可能です。

万が一、外窓を突破されたとしても、内窓を突破する際、防犯ガラスが割れにくく、時間がかかってしまい、結果的に侵入を諦めるきっかけになり得るためです。

災害対策

実は、内窓に防犯ガラスを用いると、結果的に災害対策にもなります。

防犯ガラスは、2枚のガラスの間にフィルムが張られているとお伝えしましたが、そのおかげで、台風や突風などの衝撃で、ガラスにひびが入ったとしても、飛び散りにくいことから、災害時に怪我を負うリスクが非常に低くなるのです。

おすすめの防犯ガラスの内窓

最後に、おすすめの防犯ガラスの内窓・二重窓を3つご紹介していきます。

  • AGC まどまどstd ラミセーフセキュリティー
  • YKKAP プラマードU 防災安全合わせ複層ガラス
  • LIXIL インプラス 防犯合わせ複層ガラス

AGC まどまどstd ラミセーフセキュリティー

AGC まどまどstd ラミセーフセキュリティーは、2枚のガラスの間に、特殊なフィルムが張られているため、万が一の破損でも、飛び散らないようになっています。

しかも、特殊フィルムの厚みにも種類があるため、求める防犯レベルに応じて、お好みのものを選ぶことが可能です。

防犯レベルⅠ透明ガラス3mm特殊フィルム0.8mm透明ガラス3mm
防犯レベルII透明ガラス3mm特殊フィルム1.5mm透明ガラス3mm
防犯レベルIII透明ガラス3mm特殊フィルム2.3mm透明ガラス3mm

防犯レベルが高くなればなるほど、より高い防犯効果が期待できます。

YKKAP プラマードU 防災安全合わせ複層ガラス

YKKAP プラマードU 防災安全合わせ複層ガラスは、透明ガラス3mm+樹脂中間膜0.mm+透明ガラス3mmで構成されたガラスです。

樹脂中間膜は、強度および柔軟性に優れており、外からの衝撃が加わっても割れにくく、飛び散りにくい特徴を持っています。

さらに、紫外線を99%以上カットする効果も持ち合わせているので、肌や家具などの日焼けを予防することができるのも嬉しいポイントです。

LIXIL インプラス 防犯合わせ複層ガラス

LIXIL インプラス 防犯合わせ複層ガラスは、透明ガラス3mm+空気層8mm+3mm+防犯特殊膜+透明ガラス3mmで構成されたガラスです。

空気層もしっかりとあるため、防犯効果だけでなく、断熱効果をもたらす上、結露対策になります。

さらに、紫外線もほぼ100%カットするという優れものとなっています。

まとめ

内窓 防犯ガラスについて、この記事では、窓にできる一般的な防犯対策をはじめ、特におすすめの防犯ガラスの内窓・二重窓を設置することなどについて、ご紹介してきました。

窓へできる防犯対策には様々なものがありますし、防犯ステッカーを貼るなどといった、すぐにでも実践可能なものから行うことをおすすめします。

もちろん、より防犯効果が高い防犯ガラスの内窓を取り付けるという対策は、防犯対策や災害対策以外にも、様々なメリットをもたらしてくれますので、ぜひ多少の費用をかけてでも実施すると良いでしょう。

Leave a Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です