【内窓 ブラインド】外窓と内窓の間にブラインドを設置するメリットやデメリット、設置する際の注意点などを徹底解説!

内窓・二重窓を設置してから、内窓の内側にカーテンを付けるのではなく、外窓と内窓の間にブラインドがあったらスッキリして便利なのではと感じる場合があります。

しかし、後付けできるのかという疑問や、実際使いにくいのではという不安もあることでしょう。

そこでこの記事では、外窓と内窓の間にブラインドを設置するメリットやデメリット、設置する際の注意点などを徹底解説していきますので、ぜひ参考になさってください。

内窓の効果をさらに高めたい時

そもそも、内窓・二重窓を設置してからは、部屋の室温を快適に保てるようになったり、外から聞こえる騒音が気にならなくなったり、結露が発生しにくくなったりと、様々なメリットを感じているのではないでしょうか。

しかし、それでも、どこか1つ気になる箇所が出てきてしまったら、もう少し内窓の効果を高めたいと思う方もいるかもしれません。

内窓の効果をさらに高めたいと思ったら、高めたい効果にもよりますが、外窓の外側にシャッターや雨戸、面格子を取り付けたり、外窓と内窓の間にブラインドを取り付けたりと、様々な方法が考えられます。

しかし、おそらく、内窓を取り付ける前段階で、シャッターや雨戸、面格子というのは、見た目の問題などから、選択肢として除外してしまっている方が少なくありません。

そうした方におすすめなのが、外窓と内窓の間にブラインドを設置する方法と言えます。

外窓と内窓の間にブラインドを設置するメリット

外窓と内窓・二重窓の間にブラインドを設置するメリットとしては、特に次の5つが挙げられるでしょう。

  • 断熱効果が高まる
  • 遮熱効果が高まる
  • より節約できる
  • プライバシーを守れる
  • 部屋が広く感じる

断熱効果が高まる

外窓と内窓の間には、すでに空気層が生まれているので、断熱効果を高めてくれています。しかし、そこにさらにブラインドが設置されることで、外窓とブラインドの間、ブラインドと内窓の間それぞれに空気の層が生み出されます。

これにより、空気の層が2層となり、内窓設置よりもさらに高い断熱効果を得ることができるのです。

断熱効果が高まれば、暑い夏でも寒い冬でも、より快適に過ごすことができる室内温度を保つことができます。

遮熱効果が高まる

外窓も内窓も、ガラス板で構成されています。そのため、よほど遮熱効果の高いガラスを選ばなければ、いくらすりガラスを用いていたとしても、太陽光が部屋に入ってくる際に、どうしてもある程度の熱も同時に室内に入ってきてしまうことになります。

しかし、外窓と内窓の間にブラインドを設置することで、必要に応じてブラインドを閉じれば、室内に太陽光が入る前段階で、ブラインドが太陽光を遮ってくれるため、非常に高い遮熱効果を期待することができます。

より節約できる

外窓と内窓の間にブラインドを設置し、断熱効果と遮熱効果をさらに高めることで、エアコンやストーブなどといった冷暖房器具の稼働も効率的に、最低限に留めることが可能です。

つまり、内窓設置のみの時よりも、さらに光熱費を節約できることになります。

また、視点を変えれば、省エネになり、環境への配慮にもなるので、一石二鳥です。

プライバシーを守れる

内窓のガラスによっては、すりガラス状のプライバシーを守ることができるものもありますが、それでもやはり多少人の動きや影などは透けてしまうというデメリットがあります。

しかし、ブラインドであれば、もともと不透明なので、ブラインドを下ろしている時には確実に外から見られることがなく、プライバシーを守ることができるのです。

部屋が広く感じる

内窓を設置する際には、基本的に外窓の枠を利用することになるとは言え、内窓設置後には、どうしても圧迫感を感じることがしばしばあります。

さらに、内窓を設置できるほど、既存窓枠に奥行きがなかった場合などには、ふかし枠を取り付け、奥行きをプラスしているので、カーテンを閉めていたとしても、より圧迫感を感じるでしょう。

しかし、外窓と内窓の間にブラインドを取り付けることにより、カーテンを外してしまうことができ、少し圧迫感を軽減し、結果的に部屋が広く感じるようになるかもしれません。

外窓と内窓の間にブラインドを設置するデメリット

外窓と内窓・二重窓の間にブラインドを設置すると様々なメリットがあるとは言え、次のようなデメリットもあるということを覚えておいてください。

  • 窓の開閉やブラインドの上げ下げが手間になる
  • 太陽光を採り入れづらくなる
  • 掃除が手間になる

窓の開閉やブラインドの上げ下げが手間になる

内窓が付いた段階で、すでに感じているであろう、窓の開閉時の手間ですが、ブラインドが内窓の内側に付くことにより、さらにその手間は倍になることが予想されます。

ブラインドを上げ下げしようと思ったら、内窓を開けなければなりませんし、外窓を開けようと思ったら、内窓とブラインドそれぞれを開けなければなりません。

外窓の開閉はもちろんのこと、ブラインドの上げ下げが頻繁であるという窓であるならば、今一度本当にブラインドを付けるべきか検討してみることをおすすめします。

太陽光を採り入れづらくなる

ブラインドは、目隠し効果があり、プライバシーを確保することができる一方で、完全に下ろしてしまうと、太陽光を採り入れることが難しいというデメリットも持ち合わせています。

ある程度の太陽光を採り入れる必要がある窓の場合、ブラインドを取り付けても、結局使用しないなど、あまり意味がないかもしれません。

掃除が手間になる

外窓と内窓の間にブラインドを取り付けると、外窓だけでも掃除が大変な中、内窓が付いて、掃除の手間が倍になっているところに、さらにブラインドの掃除も加わるため、より掃除が億劫に感じるはずです。

特にブラインドには埃が溜まりやすいうえ、外窓と内窓の間のスペースがより狭くなり、手が入りにくいという弊害も予想されます。

外窓と内窓の間にブラインドを設置する際の注意点

外窓と内窓・二重窓の間にブラインドを設置する際には、メリットもデメリットもあることは大前提ですが、他にも注意すべき点があります。

ここでは、特に注意すべき2点をご紹介します。

  • 外窓と内窓の間に取り付けられるほどの幅があるか
  • 窓枠の間にブラインドに干渉するものがないか

外窓と内窓の間に取り付けられるほどの幅があるか

当たり前ですが、外窓と内窓の間に、ブラインドを設置したければ、ブラインドを設置できるほどの幅があるかないかを確認しなければなりません。

ブラインドを設置できるほどの幅がなければ、内窓を一度取り外し、ふかし枠を取り付けた上で、再度もっと室内側に内窓を設置する必要が出てきてしまいます。

こうなってしまったら、費用がかさんでしまうので、本来であれば、内窓を設置する段階で、ブラインドの設置も並行して進めておくと二度手間にならず安心できます。

窓枠の間にブラインドに干渉するものがないか

例えば外窓の仕様がルーバー窓で、特殊なハンドルが付いており、内窓には干渉せずとも、ブラインドには見事に干渉してしまうなどといったものがあると、ブラインドを設置することが難しくなってしまいます。

この場合には、ハンドルを交換して干渉しないものにしてしまうか、やはり内窓を一度取り外し、ふかし枠で既存窓枠の奥行きをさらに広くするという方法しかないかもしれません。

最初からブラインドがガラスの間に内蔵されている内窓もおすすめ

もうすでに内窓・二重窓を取り付けてしまっているという方ではなく、これから、内窓の設置および外窓と内窓の間にブラインドの設置を検討しているという方は、元々最初からブラインドがガラスに内蔵されている内窓がおすすめです。

例えば、YKK APのブラインド入複層ガラスであれば、2枚のガラスの間に、ブラインドが内蔵されているため、外窓枠の奥行きさえあれば、通常の内窓を設置するような感覚で、一気にブラインドと内窓の2つを手に入れることができます。

ガラスの中にブラインドが入っていても、角度を調節することができるので、太陽光を取り入れたい時、プライバシーを守りたい時など、様々なシーンで使い分けることができるので安心です。

また、湿気の多い浴室や、油汚れが心配なキッチンでも、ブラインドが濡れたり、汚れたりする心配がなく、掃除の手間もかからないというのが嬉しいポイントと言えるでしょう。

まとめ

内窓 ブラインドについて、この記事では、外窓と内窓・二重窓の間にブラインドを設置するメリットやデメリットをはじめ、設置する際の注意点などを徹底解説してきました。

ブラインドは、太陽光が室内に入ってくるのを抑制したり、プライバシーを守ったりするのに非常に便利なアイテムです。

外窓と内窓の間に取り付けることで、窓の内側に取り付けるのとはまた異なる様々なメリットがありますので、ぜひ設置を検討してみてください。

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