【内窓の取り付けに歪みは禁物!】歪みが起こる原因や確認方法をご紹介!

築年数の長い建物にお住まいの方の中には、窓の開け閉めに違和感を感じる方もいるのではないでしょうか。「開け閉めがしにくい」「窓から風が入ってくる」など、このようなことが思いわたる場合、窓にゆがみが生じているケースがあります。軽い歪みであれば、自分で直すことも可能ですが、大きなゆがみが生じている場合は、業者にお願いすることになります。

また、この歪みによって起こる問題が内窓・二重窓リフォームが難しくなってしまうという点です。内窓の取り付けには、歪みは禁物です。

そこでこの記事では、歪みが起こる原因や確認方法について、詳しく解説していきます。

窓枠に歪みが起こる原因とは?

一見何の問題もなさそうな窓枠でも、内窓を設置するときに歪みが生じていて、設置できないというケースが多くあります。そもそも、歪みが起きてしまう原因というのはどのようなものなのか見ていきましょう。

施工不良

建物の築年数がそれほど経っていないのに、歪みが生じているという場合は、施工業者による施工不良が考えられます。窓枠はねじで固定されていますが、そのねじの閉め具合が甘かったり、ねじを閉め忘れているなどがあると、ちょっとした振動により、少しずつ歪みが生じてしまいます。

もし建物の施工の後、窓を確認し、窓枠と窓の間に5mm以上の隙間がある場合は施工不良です。その場合は、必ず施工会社に問い合わせて直してもらいましょう。

建材の収縮

窓枠には木材が使われていることが多いですが、木材は時間を追うごとに、木に含まれている水分が乾燥していきます。乾燥することで、木材自体が収縮し、歪みが生じる場合があります。しかし、歪みといっても、そこまで大きくなることがないので、窓の開け閉めに支障をきたすような歪みがあるのであれば、他に問題があると考えた方がいいでしょう。

家全体の歪み

窓枠ではなく、家自体が歪んでしまっているというケースもあります。その原因となるのが、地震や不同沈下です。地震のような自然災害を防ぐことは困難です。また、地盤が原因で起こる、不同沈下による歪みを防ぐのも困難といえるでしょう。家自体の歪みは、自分で補修するのは困難なので、業者にお願いすることになるでしょう。

窓枠の歪みの調整方法とは?

もし窓枠だけが歪んでいる場合は、度合いにもよりますが、業者にお願いせず、自分で調整することができます。

内窓を入れるときの調整方法

もし歪みにより、窓枠と既存の窓の間に隙間ができている場合は、内窓を入れて調整するという方法があります。既存の窓よりも小さめの内窓を用意し、窓枠に取り付けてみましょう。隙間に木材などをはめ込み、それをコーキングして隙間をなくしていきます。簡単な作業になるので、1時間もあれば完成するでしょう。

既存の窓を補正する方法

もし内窓を設置できないようであれば、既存の窓についている戸車を調整して、歪みに合わせるという方法があります。ほとんどの窓には、高さを調節するために、窓の底部分に戸車という車輪がついています。窓の種類によって戸車の種類も変わり、調整方法なども異なってくるので、説明書や窓メーカーに問い合わせてみるといいでしょう。

家全体の歪みを確認する方法

先ほども解説しましたが、窓枠ではなく家全体が歪んで窓枠も歪んでいる場合は、自分では解決することができません。そこで、歪みの原因が家自体にあるかもしれないと思ったときのチェック方法をご紹介していきます。

セルフチェックをしてみる

まずは自分でチェックする方法です。確認項目を下記に記しましたので、該当するものが多ければ多いほど、家全体が歪んでいると考えた方がいいでしょう。

・外壁や基礎部分にひび割れがある

・窓の建付けが悪く、ドアを引きづることがある

・壁や柱のつなぎ目に隙間がある

・雨どいに水が溜まっている

・歩くときしんだりへこんでいるところがある

・家で頭痛やめまいがする

・家から出たときに突然めまいがする

もしすぐに家にゆがみがあるかどうかを知りたい場合は、ビー玉やボールを床に置いてみるのがいいでしょう。

プロに任せる

確実に歪みの状況を知りたいのであれば、費用は掛かってしまいますが、プロに任せるのがいいでしょう。どの程度の歪みがあり、どのような処置が必要なのかを明確にしてくれます。見た目ではわからないようなことも、しっかり調べてくれるので、素人目には分からないことも、アドバイスしてくれます。

まとめ

この記事では、窓枠の歪みについて解説してきました。

窓枠の歪みは、内窓・二重窓の取り付けに大きな支障をきたします。そのまま取り付けができないため、歪みを元に戻す施工も必要になります。もし家全体が歪んでいるのであれば、将来的なことも考え、すぐに修正する必要があるでしょう。今回は歪みが起こる原因や確認方法について解説してきました。これらを参考にし、スムーズな内窓リフォームができるよう準備しておきましょう。

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