【内窓清掃の方法とは?】内窓清掃の注意点やおすすめ頻度、内窓が汚れることを予防する方法まで徹底解説!

せっかく内窓・二重窓リフォームしたのは良いけれど、窓が2枚になって、清掃がより億劫になってしまったという方も多いはず。

外窓は雨などにさらされて、とても清掃が大変なのは当たり前ですが、内窓は外に面していない分、汚れが少ないはずなので、今よりももっと楽に清掃できるのでは?と試行錯誤しているのではないでしょうか?

そこでこの記事では、初心に帰って内窓清掃の方法をおさらいしつつ、内窓清掃の注意点やおすすめ頻度、内窓が汚れることを予防する方法まで徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

内窓の汚れの原因

そもそも外に面していない内窓・二重窓が汚れる原因は何かと考えたことはありますか?

内窓が汚れる原因は、外側と内側で少し違いますので、それぞれの汚れの原因を理解すると、より効率的な清掃ができるようになるはずです。

  • 外側
  • 内側

外側

内窓の外側、つまり外窓側に面している方は、特に外窓を開けて、換気をしているときなどに、少し室内の寒さを和らげるため、内窓を中途半端に開けておいたときに、汚れやすいです。

こうした場合、外窓の外側と同じように、風邪で運ばれてきた埃や砂、土、花粉、車の排気ガスなどがいつの間にか付着してしまっていることが多いでしょう。

内側

内窓の室内側の汚れの原因の大半は、知らず知らずのうちに手で触れていることで、付着する手の汚れや、手垢です。

特に小さなお子様がいるご家庭では、お子様の手の跡が残っていることが良くあるのではないでしょうか。

また、犬や猫の鼻は、常に湿っているため、窓に触れるとそれだけで跡がついてしまっていることもあるでしょう。

もちろん、室内の埃も、汚れの原因となる場合があります。カーペットを敷いていたり、ペットの動きが激しかったりすると、より汚れやすいかもしれません。

そして、室内でタバコを吸う習慣がある方が住まわれている場合には、ヤニも窓に付着するので、注意しましょう。

内窓の汚れを放置してはいけない

特に内窓・二重窓リフォーム後は、外窓と内窓の2つの窓を清掃しなければならないため、億劫になり、清掃を後回しにしがちです。

しかし、面倒だからといって内窓の汚れを放置してはいけません。窓の汚れは、時間が経てば経つほど、だんだんと固くなり、取り除きづらくなるからです。

その上、ガラスはクレンザーなどを使用してしまうと、傷ついてしまうことから、力任せの清掃ができないという特徴があります。

積もり積もった汚れは、だんだんと黒ずみ、衛生面だけでなく、見た目も悪くなりますので、放置しないようにこまめな清掃をしましょう。

内窓の清掃にあると便利な道具

内窓・二重窓の清掃時には、何を使用していますか?多くの方は、雑巾やガラスクリーナーなどがメインかと思いますが、それ以外にもあると便利な道具がたくさんありますので、1つずつみていきましょう。

  • ゴム手袋
  • クエン酸
  • 重曹
  • セスキ炭酸ソーダ
  • スプレーボトル
  • ガラスクリーナーなどの洗剤
  • 新聞紙
  • 雑巾
  • マイクロファイバークロス
  • 歯ブラシ
  • 刷毛
  • フロアワイパー
  • モップ

ゴム手袋

ゴム手袋は、内窓清掃に必須のアイテムと言っても過言ではありません。着用して清掃に臨めば、汚れや洗剤、冷水などに直接触れずに済むので、手荒れはもちろん、予期せぬ怪我の予防に繋がります。

今では、100円均一でも、使い捨てのゴム手袋を手に入れることができるので、めんどくさがらず、必ず着用するようにしましょう。

クエン酸

クエン酸は、さつまいものでんぷんから生成された、弱酸性の粉末のことです。水垢など、アルカリ性の汚れを落としたい時に役立ちます。

食品由来の成分であるため、とても安全性が高く、小さなお子様はもちろんのこと、犬猫などの小動物を飼っているご家庭であっても、安心して利用できるというメリットも兼ね備えています。

内窓清掃の際には、100mlの水あるいは40℃程度のお湯に、粉末のクエン酸を小さじ1杯程度溶かして使用するととても便利です。

重曹

重曹は、正式名称を炭酸水素ナトリウムと言い、重炭酸、ベーキングソーダなどとも呼ばれることがあります。

医療用、食用、工業用によって、用途は様々ですが、洗剤のない時代から、清掃に用いられてきた歴史を持ちます。

クエン酸と同様、自然由来の素材から生成されているため、環境を汚染することがないというメリットもあります。

クエン酸とは異なり、皮脂汚れや油汚れなど、酸性の汚れを落とすことができるので、内窓清掃の際、クエン酸も重曹もどちらも準備するとより汚れを落としやすいでしょう。

セスキ炭酸ソーダ

セスキ炭酸ソーダは、別名セスキ炭酸ナトリウムとも呼ばれるもので、重曹と良く似ていることから、重曹の代用品として用意しても問題ありません。

重曹と比較すると、よりアルカリ性が強く、さらに水に溶けやすいという特徴があります。

こちらも、合成された化学薬品ではないので、直接手で触れてしまっても、手が荒れてしまうリスクが少なく、お子様やペットのいるようなご家庭でも、安心して使用できるでしょう。

スプレーボトル

クエン酸や重曹あるいはセスキ炭酸ソーダを用いて内窓清掃をする場合には、100円均一などで販売しているスプレーボトルを準備しておくと、溢れるといった心配がなく、より効率的に清掃ができます。

特に汚れの気になる箇所があれば、クエン酸などを溶かした水あるいはお湯を、スプレーで新聞紙や雑巾などに吹き付けて、馴染ませてから拭き取ると、効果を実感できるはずです。

ガラスクリーナーなどの洗剤

クエン酸や重曹、セスキ炭酸ソーダを準備するのが面倒という方は、市販のガラスクリーナーなどの洗剤を準備しても良いです。

ただし、使用できない素材などが細かく記載されているので、ご自宅の内窓に使用しても問題ないかなど、きちんと事前に確認しておくことをおすすめします。

また、換気をしっかりしながら掃除をしないといけなかったり、他の洗剤と混ぜてはいけなかったりと、気を遣わねばならないことも多いので、注意してください。

新聞紙

実は内窓清掃の際、大活躍する道具として、新聞紙が挙げられます。新聞紙でガラスを拭くと、雑巾と異なり、繊維などの糸くずが残らないというメリットがあるためです。

新聞紙のインクが水や洗剤に濡れてしまうと、窓ガラスを汚してしまうのでは?と心配になるかもしれませんが、意外にもインクには艶出し効果が期待できるのも嬉しいポイント。

新聞紙は見開きの1ページを半分にカットし、それぞれを丸め、水に濡らした水拭き用と、乾拭き用を用意し、水拭き用で拭いたあと、仕上げに乾拭き用で拭くと、より高い効果を発揮します。

雑巾

新聞を購読していないご家庭が増えてきた昨今、家に新聞紙はないという場合には、雑巾を用意しましょう。

ただし、水拭きしたら、どうしても糸くずなどが窓に残ってしまうので、乾いた雑巾も用意しておき、糸くずなどをしっかりと取り除くことが肝心です。

雑巾は、使い古したタオルなどをリメイクしても良いですし、100円均一などでも購入することができますよ。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスは、太さおよそ8マイクロメートル以下と言われている、極細繊維で作られている上、ギザギザな断面の繊維の形状により、水や汚れを吸着しやすく、力を入れずとも、洗剤がなくても、ある程度の汚れが落ちると言われています。

最後の乾拭きの仕上げとして使用するのがおすすめですが、新聞紙や雑巾の代わりに、流行りのマイクロファイバークロスだけを複数枚準備しても良いかもしれません。

歯ブラシ

歯ブラシは、時折水を使いながら、サッシに溜まった埃などの汚れを掻き出す際に使用します。だんだん作業中に黒ずんでくるので、水ですすぎながら作業すると良いでしょう。

刷毛

サッシの清掃には、歯ブラシがあれば十分ですが、今はサッシ清掃向けの刷毛も存在しているので、とことんこだわりたい方は、専用の刷毛を用意するのも1つの手段です。

もちろん、お子様が使い古した絵描き筆なども、細かな溝の清掃には向いているので、リサイクルしてみても良いですよ。

フロアワイパー

フロアワイパーは、窓の大きさによって、高い箇所まで清掃しにくい場合にあると便利な道具です。

一般的なイメージでは、ドライシートあるいはウェットシートを使って、床の掃除を思い浮かべると思いますが、中には、雑巾などを挟んで使用するものもありますので、1度検討してみると良いでしょう。

モップ

モップもフロアワイパー同様、高いところまできちんと掃除したいという方におすすめの道具。窓清掃用に様々な商品が発売されているので、インターネット通販サイトなどで、確認してみてください。

内窓清掃の方法

内窓・二重窓清掃にあると便利な道具をご紹介しましたが、もちろん全ての道具がなくても、清掃は可能です。

ここでご紹介するのは、あくまでも一般的な内窓清掃の方法ですので、参考程度にしておいてください。

  1. 歯ブラシや刷毛などで、上サッシの汚れを落とし、雑巾などで拭き取る
  2. 重曹やセスキ炭酸ソーダ水を、新聞紙や雑巾、フロアワイパー、モップなどにスプレーで吹き付けてから、ガラスの上から下へ向けて拭く
  3. 水で濡らした新聞紙や雑巾、フロアワイパー、モップなどでガラスの上から下に向けて拭く
  4. クエン酸水を、新聞紙や雑巾、フロアワイパー、モップなどにスプレーで吹き付け、ガラスの上から下に向けて拭く
  5. 水で濡らした新聞紙や雑巾、フロアワイパー、モップなどでガラスの上から下に向けて拭く
  6. マイクロファイバークロスでガラスを丁寧に拭き、水気を完全に飛ばす
  7. 歯ブラシや刷毛などで下サッシの汚れを落とし、雑巾などで拭き取る

内窓の汚れが落ちない時

内窓・二重窓の汚れを落としたいと思っても、思うように落ちない時があります。

サッシ部分であれば、割り箸などを用いて清掃するなどといった方法がありますが、ガラス面の汚れが落ちない時の対処法は、とにかくこまめに繰り返し清掃することに尽きます。

また、もし、複層ガラスの内部に結露などが発生してしまっている場合には、もはやガラスそのものを交換するしか方法がないことを覚えておきましょう。

内窓清掃の注意点

内窓・二重窓を清掃する際の注意点についても、みていきましょう。

  • 時間をかけない
  • 洗剤を使う場合直接吹き付けない
  • 曇りの日に清掃する

時間をかけない

汚れは水分を含むと、乾いてから取れにくくなってしまうという性質を持っているので、内窓清掃は迅速にササっと済ませることが大切です。

洗剤を使う場合直接吹き付けない

クエン酸をはじめ、重曹やセスキ炭酸ソーダ、市販のガラス用洗剤を使用する際には、見た目にムラができてしまうことを防ぐため、窓ガラスに直接吹き付けないようにしてください。

曇りの日に清掃する

意外かもしれませんが、内窓掃除は、天気の良い日ではなく、比較的湿度が高く、汚れが落ちやすいとされる、曇りの日に行うと、より効率的になります。

内窓清掃のおすすめ頻度

最低でも1年に2回程度の頻度、つまり半年に1回程度は内窓・二重窓清掃をすることをおすすめします。

ただし、外窓も内窓も毎回清掃するのは骨が折れるので、そこまで内窓の汚れが気にならないという方は、汚れが目立つ外窓のみ年2回、内窓は年1回などとしても良いかもしれません。

内窓が汚れることを予防する方法

日頃の習慣として、外窓と内窓を開けて換気をする際には、内窓・二重窓を中途半端に閉めない方が懸命です。これだけでも、内窓の外側が汚れにくくなります。

また、室内でタバコを吸う習慣をやめるのも1つの手です。

そして、余裕がある方は、リンスや柔軟剤を水で100倍に薄め、内窓清掃後に塗ることで、静電気防止作用などにより、汚れの付着を防ぐことができると言われているので、試してみると良いでしょう。

まとめ

内窓・二重窓清掃の方法について、この記事では、内窓清掃の注意点やおすすめ頻度、内窓が汚れることを予防する方法まで徹底解説してきました。

内窓清掃をより効率的にする方法を、ご理解いただけたのではないでしょうか。

内窓の汚れは放置すればするほど、頑固なものになってしまうので、なるべく定期的に丁寧に清掃するようにしましょう。

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